ちゃんと人間してるはずなのに生き辛い

こんにちは:Pです。

高校三年生です。受験生です。

生まれた時から東京芸大を受験する前提で育てられました。母親が落ちたからですね死ねって感じですね。

まあ、それは置いておいて、

勉強が苦手です。

全力で猛勉強して、やっと偏差値が38くらいです。

算数(数学)は日常生活で使う足し算引き算かけ算割り算で精一杯です。それ以上行くと頭がパンクします。

国語は作文書くのが大好きですが、文法は稀にバグりますし、他人が書いた作文についての感想やらまとめやらを書くのができません。頭真っ白になります。

理科は小学校の時まで150満点でしたが卒業してからはほぼ０点です。

社会は フランス革命だけ。好きな所以外知りません。他は知りません。

外国語はなんとかやっていますがそもそも日本語の文法を知らないので文がガタガタです。

色んな人に「やる気が足りない」「甘え」「勉強法の問題」と言われ続けてここまで来ました。

そんなこんなで大学受験なのですが、学力が小学校で止まっている私ができるはずもないわけです。

とにかく早々この家から出て誰も追いかけてこない所に住むのが8歳の頃からの夢ですので叶えなければなりません。

こんなクソみてえな関東を出ていくわけです なので東京芸大は受験しません。そもそも学力が足りませんね。

そこで去年友達に京都に連れて行ってもらったのですが本当に幸せでした。私の親族は誰もいないし街は綺麗だし警察は怖くないし、そして何よりもどことなく生まれ故郷であるフランスに似ているのです。それも今は無き愛、平和、平等を尊重していたあの頃のフランスにとても似ている訳です。もう一発でここに住むことを決めました。

そしてとある京都の私立の美大を探してきて、「京都の美大でしか学べないことがある」という建前で京都移住計画を話した訳なんですがまあ、簡単にOKを貰える訳でもなく。なんせ我が家はガチ貧乏な訳でして。それじゃあと公立の美大なら良しということでついこの間まで頑張ってきた訳なんです が

冒頭で言ったように私の頭は小学生な訳です。 無理に決まってるじゃないですか。母親がOK出した理由も分かります。だって無理だし。

しかし私はどうしても京都に行きたい。

結局、私は人生を諦めて「京都でフリーターしながら作家活動する」ということにした訳です。すると親が「わかった、わかった、せめて学校に行け」と言ったのですが美大はもう他に無いし学力無いしカーテンも無いしで 京都の街をフラフラと2週間さまよっていたわけですよ、そしたら調理師専門学校が見えまして。 しかも早く出願したら授業料が全額、あるいは半額免除 返還不要 という魔法の呪文が書かれていまして。

でも生まれた時から美術以外の道は考えたこと無かったしそもそもそれ以外を知らないので ずっと調べたり考えたりしていたんです。

(どうせ美大卒業しても作家活動するんだよなあ、作家活動て絶対に売れる訳では無いし…それに比べて調理師なったら確実にお金もらえるし、自分の店も出しやすいんだよなあ…)という風に考えすぎて拒食症になっていた所、京都で仲良くなった本当に尊敬している方と一緒に出掛ける機会がありまして 何を察知したのか「なんか悩みでもあるの？」と聞いていただいて 普段自分の考えをあまり人に話さない私なんですがあまりに辛かった故に話した所、「そんなに考えすぎんなって〜！大丈夫大丈夫、人生なんてそんなにちゃんと計画しなくてもちゃんと運命に従って進んでくし 絶対になんとかなるもんだよ」と言っていただいて、ああこの人は本当にどれだけ尊敬しても足りないなあと

酔っ払いに絡まれながら思いました。(in鴨川)

まあそんな感じで励ましていただいて

埼玉に帰る頃には全て吹っ切れてまして(良い意味で)。

ナヨナヨと妙な心配事もしなくなり、

こころなしか明るくなり

程よい人生の諦め方を学んだわけです

そんな感じでまさかの17年間美術命の人間が来年から調理師専門学校に通う予定です。どうなることやら。

にしても生き辛いね

以上！