Pはpest(害虫)のP〜♪

はじめまして 新世紀生まれの:Pです。

背中の樋爪痕

さて、シマウマの前足に踏まれている輩は虹色の部屋で目を覚ますだろう。年齢は皆50代後半。まだシマウマの重みを身体に覚えさっきまでいたはずだと叫ぶ。虹色の部屋ではさぞ辛かろう。脳はふるえ高速に移動する自分に目眩がし、床でうずくまるだろう。そしてオウムにこう叫ぶ。「シマウマに踏まれていた頃は良かった」と。オウムはシマウマを知らない。虹色の部屋に生まれ虹色の部屋で育った。輩は身体がシマウマの重みを忘れていく事実を受け入れなかった。毎晩毎晩シマウマの重みを思い出してはシマウマの夢を見る。オウムはいつでも爪を持っている。